車中泊マットを選ぶ前に、車内のどこが平らでないのかを見ます。
初期のタウンエースノアで車中泊をしていたときは、2列目と3列目を倒しても大きな段差が残りました。タオルケットを詰めると見た目は平らになります。それでも横になると、シートとの硬さの違いが気になりました。
その後、2015年式の三菱ミニキャブでは、DIYで床面を平らにしてからコールマンの10cmマットを使いました。約20泊して、硬さや幅、ずれが気になったことはありません。
この二つの経験から、車中泊マットは厚いものを選べば終わり、とは考えていません。
この順番で考えると、自分の車に必要なものが分かります。
| 車内の状態 | 先に考えるもの | その上で使うもの |
|---|---|---|
| シートの一部分に大きな段差がある | Levolvaなどの段差解消クッション | インフレーター式マットや敷布団 |
| 床面は平らだが硬い | 不要 | 5〜10cmのインフレーター式マット |
| 小さな継ぎ目や凹凸が残る | 凹凸の大きさを確認 | 空気量を調整できるインフレーター式マット |
| 床面全体が前後・左右へ傾いている | マット以外の方法も検討 | 傾きを直したあとに寝具を敷く |
大きな段差がある車では、10cm厚のマットだけで何とかしようとしない方がよいでしょう。段差を先に埋め、その上へマットを敷く方が、寝る面を整えやすくなります。
床面を平らにできている人が比べやすい3商品です。私が実際に使ったのはコールマンです。Bears RockとFIELDOORは、公式仕様と購入者レビューを調べて比較しています。
| 商品 | 使用時サイズ | 収納時サイズ | 重量 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|---|---|
| Coleman ハイピーク/シングル | 約198×68×10cm | 約直径21×72cm | 約2.7kg | 寝心地を優先し、幅68cmを取れる |
| Bears Rock MT-108F | 約190×65×8cm | 約65×22cm | 約2.5kg | 幅65cm、厚さ8cmに抑えたい |
| FIELDOOR 5cm厚/S | 約190×65×5cm | 約直径20×67cm | 約1.9kg | 重量と厚さを抑えたい |
| FIELDOOR 10cm厚/S | 約188×60×10cm | 約直径28×68cm | 約2.7kg | 幅60cmで10cm厚が欲しい |
サイズ表で見るのは、使用時の幅だけではありません。走行中に丸めたマットをどこへ置くか。毎回車内で空気を抜いて巻けるか。この二つも購入後の使い勝手を左右します。
コールマンの「キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル」は、約198×68×10cm。今回比べた中では長さと幅が最も大きく、収納時も約72cmあります。
私はDIYで平らにした三菱ミニキャブで、2020年ごろに約20泊使いました。硬さや幅、ずれは気にならず、使用中の空気漏れもありませんでした。膨らませる作業と、空気を抜いて巻く作業も、私には負担ではなかったです。
それまで使っていた三つ折りマットレスより小さくまとめられ、走行中は助手席の後ろへ収納できました。
一方、購入者レビューでは、空気を抜いて巻く作業や、収納時の約72cmを大きいと感じた声もあります。寝心地だけで決めず、収納場所まで測ってから選ぶ商品です。
コールマンを軽バンで約20泊使った詳しい感想では、設営、撤収、レビューの違いまでまとめています。
Bears RockのMT-108Fは、約190×65×8cm。コールマンより長さが8cm短く、幅は3cm狭くなります。収納時の長さも約65cmです。
楽天市場の同一商品ページでは、2,600件を超えるレビューを確認しました。厚みや寝心地を評価する投稿がある一方、空気を抜いて巻くときに力が必要だった、初回は空気を足したという声もあります。
約68cm幅のコールマンが入らず、約65cmなら置ける車では比較する意味があります。3cmの差でも、内張りやタイヤハウスに当たる車内では収まり方が変わります。
FIELDOORの車中泊マットは、厚さ5cmと10cmがあり、S・M・Lから幅を選べます。
一人で使い、車内の幅を抑えたい場合はSが候補です。5cm厚のSは約1.9kg。10cm厚のSは幅約60cmに抑えられますが、収納時の直径は約28cm、重量は約2.7kgになります。
購入者レビューでは、幅の選択肢と厚みを評価する投稿がある一方、10cm厚は空気を抜いて巻く作業に力が要るという声もありました。電動ポンプ内蔵タイプでは、作動音を大きいと感じた投稿もあります。
二人分を一枚で敷きたい場合はM・Lも候補になります。ただし、10cm厚はMが約4.1kg、Lが約5.6kg。広げられる幅だけでなく、収納と出し入れまで含めて選びます。
倒したシートの一部分に大きな段差が残る車では、インフレーター式マットの前に段差を埋めます。
Levolvaシートフラットクッションは、高い側が60・100・120mmの5サイズ。倒したシートの段差へ置く硬質ウレタン製のクッションです。
高さだけでなく、幅、奥行、必要な個数を実車で測ります。空気を抜いて小さくできないため、使わないときの収納場所も必要です。
Levolvaシートフラットクッションの5サイズと測り方で、適合表の見方と購入者レビューを詳しくまとめています。
車内の最大寸法ではなく、マットを敷く場所を測ります。タイヤハウス、内張り、ドア、積んでいる荷物を避けた有効寸法です。
一人で使う場合でも、肩や腕が内張りに当たると寝返りを打つたびに気になります。マットの公称幅だけでなく、横になったときに使える幅も見ます。
段差がある場合は、低い面から高い面までの高さを測ります。クッションを置ける横幅と前後の奥行も必要です。
マットを敷いた状態だけを見ても、大きな段差が下に残っていれば違和感が出ることがあります。先に段差を埋める必要があるかを判断します。
インフレーター式マットは、丸めても細長い荷物として残ります。約65〜72cmの収納物を、助手席後ろ、後席の足元、荷物置き場のどこへ置くか決めます。
寝るときには広げられても、走行中の置き場所がなければ毎回邪魔になります。使用時と収納時を一緒に測る理由はここです。
| インフレーター式マットが向いている人 | 別の方法も考えたい人 |
|---|---|
| 床面を平ら、または平らに近づけられる | 大きな段差をマット一枚で消したい |
| 空気量を変えて張りを調整したい | 空気を抜いて巻く作業を避けたい |
| 収納時に約65〜72cmの置き場所がある | 車内に細長い収納物を増やせない |
| 三つ折りマットレスより収納を小さくしたい | 広げたまま常設できる寝台が必要 |
大きな段差があるなら、最初から「厚いマット一枚」に絞らなくても構いません。段差を埋める道具と、寝心地を整えるマットを分けて考えます。
購入後は、自宅や近場で一度広げます。
実際の場所へマットを敷き、ドアや荷物に当たらないかを見る。空気量を変えて横になり、朝まで空気が保たれるかも確認します。
撤収では、車内で空気を抜いて収納袋へ戻せるかまで試します。カタログの収納寸法が小さくても、毎回そこまで巻けるかは別の話です。
軽バンの車中泊マットは、厚さだけで決めません。
一部分に大きな段差があるなら、先にクッションなどで埋める。床面が平らに近いなら、マットの幅、厚さ、収納寸法を比べます。
私は平らにした軽バンでColemanの10cmマットを約20泊使い、寝心地で困ることはありませんでした。ただし、同じ商品がすべての車に合うわけではありません。
寝る場所と収納場所の両方に収まるサイズを選びます。
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情報確認日:2026年9月25日