車中泊の「夜の不便」を、確かな道具で解決する実践マニュアル

電気毛布を8時間使うと何Wh?冬の車中泊に必要な電源容量

※本記事は広告を含みます。

冬の車中泊。電気毛布を入れておくと、冷えた寝床へ潜り込むつらさが和らぎます。

ただ、50Wの電気毛布を8時間使えば400Wh。表示容量500Whのポータブル電源を、ほぼ使い切る計算です。

30Wなら240Wh。80Wなら640Wh。2人で1枚ずつ使えば、さらに2倍。

電気毛布は省電力に見えますが、一晩分になると意外に大きな数字です。

50Wなら、8時間で400Wh

取扱説明書や本体表示にある「消費電力」を確認したら、あとは使う時間を掛けるだけです。

計算は「W数×使う時間」。

30Wを4時間なら120Wh。2枚使うなら、その数字を2倍にします。

ポータブル電源には変換ロスがあるため、表示容量のすべてを電気毛布へ使えるわけではありません。この記事では、表示容量の80%を使えると仮定して計算します。実際の割合は、機種や出力方法、周囲の温度によって変わります。

ここでいう8時間は、定格消費電力をそのまま8時間掛けた数字です。実際には温度調節によって通電と停止を繰り返すため、ずっと同じW数で動き続けるわけではありません。

30W・50W・80Wを8時間使った場合

電気毛布の表示が30W、50W、80Wだった場合を並べました。いずれも計算例で、市販品の標準値ではありません。

電気毛布の消費電力8時間の使用量使用可能量80%で見た表示容量
30W240Wh300Wh
50W400Wh500Wh
80W640Wh800Wh

50Wを8時間使うなら、電気毛布だけで400Wh。照明やスマホ充電を加えると、表示容量500Whでは余裕がありません。

実際の使用量は計算より少ないこともある

電気毛布には、設定した温度に合わせて通電したり止まったりする製品があります。その場合、実際の使用量は計算より少なくなることもあります。

ただし、どこまで減るかは車内の寒さと設定次第。定格消費電力どおりになる、あるいは半分で済む、と決めることはできません。

一度、自宅で普段の設定にして動かしてみる。最後は、その数字がいちばん参考になります。

500Whで収まるのはどんな一泊?

500Whで収まりそうなのは、30W前後の電気毛布を1枚使う場合です。

30Wを8時間なら240Wh。照明を5Wで4時間、スマホ充電を15Whとすると、合計275Whになります。これなら、表示容量500Whでも計算上はまだ余裕があります。

50Wを8時間使うと400Wh。表示容量500Whのうち使える量を80%と見れば、ここでほぼ使い切ります。照明や翌朝のスマホ充電まで考えると、500Whでは少し窮屈です。

1000Whが候補に入る一泊

容量上、80Wを8時間分見込んでおきたい。あるいは、2人で50Wを1枚ずつ使いたい。ここまでくると、1000Whが候補に入ります。

80Wを1枚、8時間使うと640Wh。表示容量1000Whのうち使える量を800Whと見れば、残りは160Whです。

50Wを2枚、8時間使えば800Wh。表示容量1000Whでも、変換ロスを含めるとほとんど余裕がありません。

2人で使うときは、最初から2枚分で計算しておきます。

1000Whで何を何日使えるかは、1000Whのポータブル電源で車中泊は何日できる?で、機器を組み合わせながら計算しています。

電気毛布以外の電気も忘れずに

電気毛布だけで容量を決めると、夜の照明やスマホ充電が抜けてしまいます。車載冷蔵庫を動かしているなら、その電気も一晩分に追加。

朝に電気ケトルを使う人は、Whだけでなく定格出力も確認しておきます。容量が残っていても、必要なWを出せなければ動きません。

車中泊の一晩全体を計算するときは、車中泊で一晩に何Wh使う?で、機器を書き出すところから整理できます。

まとめ

電気毛布の容量は、W数、時間、枚数、ほかに使う電気を合わせて考えます。

2人で1枚ずつ使うなら、1枚分の数字を2倍にします。照明やスマホ充電も、同じ一晩分へ追加。

計算ができたら、普段の温度設定で一晩動かしてみる。翌朝にどれだけ残ったか。その数字が、次の車中泊で使う容量を決める手がかりになります。


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