車中泊の「夜の不便」を、確かな道具で解決する実践マニュアル

買って後悔した車中泊グッズ|使わなくなりやすい理由と代用品

※本記事は広告を含みます。

便利そうだと思って買ったのに、車へ積むと思ったより大きい。設置も面倒で、帰宅後には洗い物まで残る。そうなると、次の車中泊では、なんとなく手が伸びなくなります。

車へ積んだ後の姿まで思い浮かべると、買う物はだいぶ絞られます。

どこで使うのか。使わない間はどこへ置くのか。準備と片付けに手間がかからないか。電気は一晩もつのか。このあたりが曖昧な物は、買った後に出番が減っていきます。

「便利そう」で買うと使わなくなる

折りたためるテーブル、収納付きの寝具、小型の調理家電。見ていると、どれも車内で役立ちそうに思えてきます。

これ、車中泊のどこで使うだろう。

すぐに場面が浮かばなければ、いったん保留でよさそうです。一晩過ごせば、必要かどうかは自然に見えてきます。

大きすぎる物

店頭では小さく見えた物も、軽自動車やミニバンへ積むと存在感が変わります。

厚みのあるマットが荷物置き場まで広がる。大きな収納ボックスを置くと、寝床が狭くなる。テーブルや椅子を積み、着替えや飲み物を置く場所が足りなくなることもあります。

気になるのは、広げたときと畳んだときの両方。

寝床や通路は残るか。使わない間、どこへしまうのか。収納場所まで決まらない物は、毎回積むのが面倒になってきます。

通販で買うなら、商品ページの寸法と車内の空きスペースを照らし合わせます。車内を測った数字と比べれば、大きすぎる物を避けられます。

設置と撤収に時間がかかる物

部品を組み立てる。何か所も固定する。長いコードを通す。使い始めるまでの作業が多い物は、短い一泊ほど出すのがおっくうになります。

到着したころには、もう真っ暗。そこで小さな部品を探しながら組み立てるのは、なかなか面倒です。

雨の朝なら、濡れたまま畳むこともあります。毎回そこまでやると思うと、だんだん持っていかなくなるでしょう。

一度組み立てたまま積めるのか。毎回ばらすなら、部品はいくつあるのか。商品ページでは、組み立て方と収納時の形も見ておきます。

家庭では便利でも車内では使いにくい物

家では気にならなかった大きさも、車の中では話が変わります。

扇風機の台座が寝床にはみ出す。調理家電のふたを開ける場所がない。コードが通路を横切る。便利だった道具が、車内では急に邪魔に見えてきます。

手持ちの物が車内に収まり、置いたままでも動けるなら、そのまま使えます。収まらなければ、車内向けの大きさや形を探します。

電気を食いすぎる物

冷やす、温める、沸かす。こうした家電は、小さな物でも消費電力が大きい場合があります。

電気ケトルは短時間でも大きな電力。扇風機や電気毛布は、一晩使えば消費量が積み上がります。

朝までに何Wh使うのか。そこまで出すと、手持ちのポータブル電源で足りるかが見えてきます。

計算方法は、車中泊で一晩に何Wh使う?家電別に積み上げる電力計算でまとめています。

洗うのが大変な調理用品

車内で作るご飯は、車中泊の楽しみの一つです。とはいえ、食べ終われば鍋や皿が残ります。油やにおい、生ごみも一緒です。

洗い場がない車中泊場所では、使った物を持ち帰ることになります。部品の多い調理器具を毎回洗うのが負担になると、次の旅では使わなくなるかもしれません。

初回は、そのまま食べられる物で一晩。車内で料理をしたくなったら、作りたい物と後片付けを考え、使う道具を絞ります。

専用品より代用品で足りる物

車中泊専用品を買わなくても、家にある物で役割を確かめられます。

必要な役割手持ち品の例
身体の下へ敷く手持ちの敷布団、キャンプマット、毛布
普段使っている枕
車内を照らす懐中電灯、充電式の小さな照明
窓からの視線を遮る手持ちのサンシェード、厚手の布
スマホを充電する手持ちのモバイルバッテリー

一晩使えば、「もう少し厚いほうがいい」「窓に合うシェードが欲しい」と、不足が具体的になります。専用品を探すのは、そのころでもよさそうです。

最初の一泊に持っていく物は、車中泊で本当に必要なもの|最初から全部買わない最低限の持ち物で5種類に整理しています。

それでも買う価値がある条件

一泊して、寝床の段差で眠れなかった。朝まで窓を覆える物が欲しい。扇風機や電気毛布を長時間使いたい。困った場面が具体的なら、必要な機能も絞れます。

車内に収まる。毎回出せる。必要な電気も用意できる。

そこまで分かっていれば、買った後も出番はありそうです。

買う順番を決める

買う順番は、朝まで眠るための物から。

  1. 寝床の段差と硬さを直す物
  2. 窓を覆う物と夜の照明
  3. 夏の暑さ、冬の寒さに使う物
  4. 必要な家電と、その電気をまかなう物
  5. テーブルや調理用品など、過ごし方を広げる物

腰が痛い。暑くて眠れない。寒くて目が覚める。最初に直したいのは、このあたりです。

テーブルや調理用品は、眠れる環境ができてからでもよいでしょう。

初めての一泊をどう進めるかは、初めての車中泊で失敗しない完全ガイドで、出発前から翌朝までの流れをまとめています。

まとめ|一泊で困った物から選ぶ

大きすぎた。準備が面倒だった。電気が足りなかった。洗うのがおっくうになった。

車中泊グッズを使わなくなる理由は、だいたいこのあたりです。

欲しい物が見つかったら、車内のどこで使い、どこへしまうのかを思い浮かべてみる。家にある物で試せそうなら、まずは一泊。

翌朝、「これだけは欲しい」と感じた物から足していけば、車内が使わない道具で埋まることも少なくなるでしょう。


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